【転職支援サービス】はどう選べばよい?
いくつものサイトで、様々な企業が転職支援サービスが提供されています。転職活動にはどれを利用するか選ぶときのポイントはどのようなものなのでしょうか。転職を効率よく行い、成功を勝ち取るには、自分自身に最も適した転職支援サービスを選ぶことが大事です。中途採用を行っている求人企業からいくつもの求人情報が出ていることから、最近では転職サイトのスカウトサービスがよく使われています。
ただし、公募されている求人に対してのみ応募ができること、求人先の企業との交渉や調整を全部自分でやっていかなければならないことなど、注意する点もあります。
他方、転職支援サービスとしては、転職エージェントが作るポータルサイトという形式のものもあり、そこには複数のエージェントに来ている求人情報が集まっています。こういった転職エージェントが運営するポータルサイトに登録しておけば、転職サイトと同じくスカウトを受けることができます。この場合は、企業からスカウトが来るのではなく、転職コンサルタントからスカウトが来ます。
多くの転職コンサルタントからの求人の中から自分にふさわしいものを見つけることができる面ではいいのですが、企業に直接応募することはできません。転職支援サービスにはいろいろなタイプがあります。そうした中から自分に合う転職サービスを見つけていき、効率よく転職を成功させたいものです。
転職市場活性化の時期について
かつて、バブル景気と呼ばれる好景気の時代がありました。1980年代後半は土地の値段などがどんどん上がりました。日本の企業も業績向上を受けて事業を大きくしたり、新しいプロジェクトを作るなどで求人の人数も増やしていきました。バブル期の就職事情は今までにないほどの売り手市場で、各企業は新規採用の学生を競って獲得していました。
これまでの日本では終身雇用制が一般的で、一度就職した企業に定年退職するまで居続けるというスタイルが普通でした。しかし、このバブル景気に陰りが見え始め、バブル崩壊と言われるようになる1993年頃になると、その傾向は崩れ始めました。転職を志す人はまださほど多くはありませんでしたが、その傾向は見られている節はありました。
とはいえこの当時はバブル崩壊直後で転職市場は冷え切っており、転職活動そのものが困難だったようです。定職をもたないフリーのアルバイターをさす「フリーター」という言葉ができたのも、この1990年始めの頃です。転職市場がまた活況を呈してきたのは、バブル崩壊の余波も小さくなり経済が回復しはじめた2003年頃で、団塊の世代の大量退職の影響も受けています。
12月から3月頃は年度が切り替わる時期なので、それに合わせて職を変えることがあること、ボーナスの時期であることが理由でしょう。
現在の転職市場における動向
求人情報や求職情報を扱うホームページなどから、現在の転職事情がどのような形になっているかを職種別に整理してみました。転職市場が最も活性化しているのはIT業界のようです。その中でもこれから伸びていくであろう業種はモバイル関係です。
モバイル関係の転職状況なら、この後も売り手優位に話が進むようです。売り手市場が続いている職種には、金融業界があります。2007年に保険商品の銀行窓口販売が解禁されたことや、外資系の保険業者が日本でも保険商品の販売を始めたことから、保険の競争は激化の一途をたどっています。
金融業界では、銀行業務や保険業務を経験している、その道の専門家への求人が高まっているのがこの職種の特長といえます。また、どのような業界でも事務や営業の転職市場も売り手優位が続いています。新しい事業を立ち上げるにしても、既存の事業を拡大するにしても、事務や営業は欠かせない職種です。
その点については金融業界もIT業界も変わらないのではないでしょうか。今後、競合他社との競争が激化すればするほど、人材には即戦力が求められ、専門性の高い人ほど求められていくといえるでしょう。即戦力となるスペシャリストはどの会社でも重用されることが多く、売り手市場と呼ばれる現在の転職状況でもそれは同様です。
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